2024年度春季シンポジウム
⼤ 学 に お け る マ イ ク ロ ア グ レ ッ シ ョ ン を 考 え る
マイクロアグレッションとは、思い込みや偏見によって無自覚に相手を傷つける言動のことです。大学は、多様な背景をもつ学生、教職員などが相互に関わりながら、教育や研究を行う場ですが、そのなかで交わされる言葉や相手に向けられる態度のなかには、このようなマイクロアグレッションが含まれることもあり、マイノリティ当事者を攻撃し、疲弊させていることも珍しいことではありません。
今回のシンポジウムでは、部落出身者、アイヌの出自をもつ人、在日コリアンに対するマイクロアグレッションの実態について学び、差別やハラスメントとして発露する事象の前提に、教育・研究・業務の日常において、どのようなマイノリティに対するマイクロアグレッションが起こっているのか/起こり得るのかを考え、構成員すべてにとってより安心かつ公平な大学環境を築くためにどのような知見や対策が必要なのかを議論します。
第1報告:被差別部落出身高校生が経験する学校におけるマイクロアグレッション
石川結加 (大阪芸術大学 教養課程)
研究テーマ:部落問題、学校と地域の連携
第2報告:「正当化された暴力」に名前を与える――「私」の奮闘記
石原真衣 (北海道大学 アイヌ・先住民研究センター)
研究テーマ:オートエスノグラフィ、先住民フェミニズム
第3報告:「気にしない」は差別なのか
金友子 (立命館大学国際関係学部)
研究テーマ:在日朝鮮人問題、フェミニズム
司会:瀬戸徐映里奈 (近畿大学 人権問題研究所)
会場:龍谷大学 大阪梅田キャンパス
〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階
https://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access
参加費:1,000円 (学生・非正規雇用等の場合 500円)
お申し込み(2024年6月7日まで):