2024年 全国大学同和教育研究協議会・東日本部落解放研究所秋季企画

全国大学同和教育研究協議会は、1993年以来、人権問題にかかわるシンポジウムと現地調査を毎年開催して、研究を重ねてきました。これまでに「瀬戸内の被差別部落と家船衆」「大逆事件と部落問題」「ハンセン病――排除・隔離の歴史」「伯耆地方における周縁の民」「佐渡――その歴史・社会・文化」等をテーマとして、近畿地方はもとより、西は福岡県、佐賀県、広島県、香川県、高知県、東は長野県、新潟県佐渡市などで実施してきました。

今年は、東日本部落解放研究所との共催で、東京都墨田区・台東区において11月16日(土)~17日(日)に以下の要領で実施することになりました。 東京での開催は初めてです。

本企画は、すべてオープンで行いますので、大学関係者に限らず、さまざまな分野の方々の積極的なご参加を歓迎致します。

Ⅰ シンポジウムと現地研修のポイント

  • 東京の前近代の部落史――特に長吏頭弾左衛門支配の実態と部落の人びとの生業について
  • 東京における近現代の部落と解放運動の歴史――特に木下川地区の皮革産業の歴史について

.東京における戦後の部落解放運動――東京における被差別部落の現状と解放運動の歩みについて

Ⅱ プログラム

<公開シンポジウム>

テーマ:東京における被差別部落の歴史・解放運動と部落の現状

日時:11月16日(土)午後1時30分~5時30分

会場:東京都墨田区社会福祉会館3階ホール

   東京都墨田区東墨田2-7-1(℡ 03-3619-1051)

       ・京成線 八広駅より徒歩15分、東武線 小村井駅より徒歩15分

       ・JR総武線各駅停車 平井駅北口より都営バス・上23 上野松坂屋行きにて社会福祉会館前下車すぐ

       ・JR総武線各駅停車 錦糸町駅北口より都営バス・上23 平井駅行きにて社会福祉会館前下車すぐ
        または都営バス・錦37 青戸車庫行きにて八広三丁目下車徒歩3分

       ・都営地下鉄浅草線 押上駅より墨田区内循環バス・北東部ルートにて社会福祉会館前下車すぐ

           ※当日の連絡先は、申し込み者の方に別途連絡いたします。

 

主催者挨拶    井桁 碧さん東日本部落解放研究所理事長)

         石元清英さん(全国大学同和教育研究協議会会長)

         地元歓迎の挨拶  飯塚康浩さん(部落解放同盟東京都連合会執行委員長

          

 報告1 鳥山 洋さん(東日本部落解放研究所事務局長)

     「東京における前近代の部落史――弾左衛門支配の実態と部落の生業を中心として――」 

報告2 大串夏身さん(昭和女子大名誉教授)

     「東京における近現代の被差別部落と解放運動

報告3 近藤登志一さん(部落解放同盟東京都連合会書記長

    「東京における戦後の部落解放運動と部落の現状」(仮題)

   司会 吉田 勉さん(東日本部落解放研究所副理事長)

<研究交流会>

11月16日(土)午後6時~8時30分

会場:個室居酒屋 晴れる屋 錦糸町店 

   130-0022 墨田区江東橋3-12-3 7F

      (JR錦糸町駅南口より 徒歩2分)

       ℡ 050-5488-8831

       飲食を共にしながら交流・懇親を図ります。

<フィールドワーク>

東京における被差別部落の歴史・解放運動と部落の現状

日時:11月17日(日)

   Aグループ

    集合時間・場所 9:30       墨田区社会福祉会館

            9:35~ 9:55 木下川地区に関するDVD鑑賞

           10:00~10:50 岩田明夫さん(産業・教育資料室きねがわ)による説明 

           10:50~11:35 地区内視察。案内人・藤本忠義部落解放同盟東京都連合会墨田支部書記長

           11:40~12:10 産業・教育資料室見学

           12:10~12:50 昼食(弁当)

           12:50       タクシーで台東区今戸の東日本部落解放研究所(東京解放会館)へ移動 

           13:30~14:30 東京解放会館・会議室にてフィールドワークにつき説明

           14:30~15:30 フィールドワーク(長吏頭弾左衛門の墓石、弾左衛門らが住んでいた旧新町などを巡る)

           15:40       フィールドワーク終了。現地解散。

   Bグループ

    集合時間・場所 
          9:30 東日本部落解放研究所(東京解放会館) 

                  東京都台東区今戸2-8-5

                   ・地下鉄銀座線・都営地下鉄浅草線・東武線 浅草駅より徒歩15分、

                   ・東武線浅草駅前より、台東区循環バス めぐりんにて今戸1丁目下車 徒歩1分、

                    または、都営バス・東42南千住西口または南千住車庫行きにて今戸下車徒歩3分、

                         都営バス・東42-3に乗車の場合は今戸1丁目下車徒歩1分

                   ・JR常磐線・地下鉄日比谷線・つくばエクスプレス 南千住駅前(西口)より都営バス・東42-1

                         または2にて今戸下車徒歩3分

           9:40~10:40 東京解放会館・会議室にてフィールドワークにつき説明

           10:40~11:40 フィールドワーク(長吏頭弾左衛門の墓石、弾左衛門らが住んでいた旧新町などを巡る)

           12:00       タクシーで移動

           12:30~13:10 墨田区社会福祉会館で昼食(弁当)

           13:10~13:30 木下川地区に関するDVD鑑賞  

           13:30~14:20 岩田明夫さんによる説明 

           14:20~15:10 地区内視察

           15:10~15:40 産業・教育資料室見学

           15:40       フィールドワーク終了。現地解散。

なお、雨天決行です。当日の天候・交通事情等により順番・時間の変更がありうることをご了解ください。運動靴・軽装がよいと思います。

当日、緊急に連絡事項がありましたら、以下のところに電話ください。

Ⅲ 参加申し込みについて

  • 同封の郵便振替の通信欄に11月16日(土)のシンポジウム、研究交流会、11月17日(日)のフィールドワーク(50名先着順)のうち、参加される項目を明記してください。なお、フィールドワークは、2つのグループに分かれて行いますので、お知り合いの方々と同じグループでまわりたいというご希望がありましたら、その方の名前を振替用紙の通信欄にご記入ください。
  • それぞれの参加費は、シンポジウム3,000円(資料代、講師謝礼、会場費等。地元の東京在住の方々は1,000円、学生・院生は500円)、研究交流会5,000円(料理代、アルコール・ソフトドリンク代込み)、フィールドワーク7,000円(タクシー・チャーター代、現地案内人謝礼、資料代、入館料、昼食代を含む。学生・院生は2000円)です。それぞれの項目を合算して振り込んでください。

このお振り込みをもって参加申し込みとさせていただきます。

なお、シンポジウムのみの参加は、当日受付も可能です。

3. 振り込み先

郵便振替 口座番号 00960-9-148358

     加入者名 全国大学同和教育研究協議会

Ⅳ 宿泊について

参加者各自で宿泊先の手配をお願いします。

11月中旬ごろは、観光客や学会参加者で宿泊者が多いと予測されますので、できるだけ早い目に予約をするようにしてください。

  

全国大学同和教育研究協議会事務局

          〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138

   大阪公立大学人権問題研究センター 廣岡研究室気付

℡06-6605-2034 (廣岡直通)

℡06-6605-2035 (センター事務室)

東日本部落解放研究所事務局

        〒111-0024 東京都台東区今戸2-8-5

           ℡03-5603-1863